監視 & オブザーバビリティ
このドキュメントでは、Sentry によるエラー追跡、分散パフォーマンストレース、ログノイズの抑制フィルター、および PWA 更新ライフサイクルの監視体制について解説します。
1. Sentry によるエラー追跡とパフォーマンス監視
フロントエンドおよびバックエンド双方で Sentry を統合し、エラー検知とレイテンシ分析を実施しています。
- パフォーマンストレース (
tracesSampleRate: 0.1):
全リクエストの 10% をサンプリングし、API レスポンスの遅延やレンダリングボトルネックを特定します。 - セッションリプレイ (
replaysOnErrorSampleRate: 1.0):
エラー発生時のユーザー操作(直前の UI 挙動)を記録し、迅速な不具合再現を可能にします。 - トランザクション名の正規化:
動的パラメータを含むパス(/api/groups/:groupId等)を抽象化名で集約し、メトリクス集計の分散を防ぎます。
2. ログノイズの抑制 (ignoreErrors)
ユーザーの通常操作に伴う想定内のキャンセルイベントをフィルターし、重要アラートの埋没を防止します。
AbortError: 画面遷移やタブ切り替えに伴う通信中断。permission-denied(ログアウト時): サインアウト直後に Firestore リスナーが破棄される際の一時的切断。
3. PWA の更新通知ライフサイクル
Service Worker の新規バージョン検出時、セッションを損なわずに更新を適用するライフサイクルです。
ライフサイクルの解説
- バックグラウンド検知
ブラウザが新しい Service Worker のインストールを完了すると、アプリへpwa-update-availableイベントが届きます。 - 非侵入型の通知
ユーザーの作業を妨げないバナーを表示し、明示的な更新アクションを受け付けます。 - 安全なアクティベーション
skipWaiting()により新しいキャッシュへ切り替え、ページをリロードして最新アセットを即時適用します。